総務省研究会、ブログやSNSによる実名コミュニケーション教育を提言 (BroadBand Watch)

特にリテラシーの向上については、ネットワークの信頼性を高めるためには個人の利用意識の向上が不可欠であるが、現状ではネットワークの利用者としての自覚が社会的に十分に形成されているとは言いがたく、ネットワークは匿名性が高い空間という認識で、何をしてもいいという安易な発想すら助長する傾向を持っていると指摘。

その通りだと思う。
が、その状況を改善するのになんで

今後は教育現場においてブログやSNSを導入し、実名でのコミュニケーション能力を学ばせるといった取組が行なわれることに期待したいとしている。

こんな方法が出てくるのかが理解できません。実名出させる意味が分からん。
リテラシーが低い事が原因って分かってるんなら、リテラシー向上のための教育をすればいいじゃん。
インターネットの実体を正しく理解すれば、自然と行動は自重するようになると思うぞ。


例えば、インターネットでの匿名性って大体がサービスの利用者同士の匿名性であって、サーバ管理者とかサービスを提供してる側から見れば全然匿名になってない、あるいは調べれば分かるんだぞ、ってのを理解するだけでも無茶する奴は大分減るだろうし。*1


それをなんで、本人にリスク背負わせるようなやり方を教えこもうとするかな?
どうも、実行する側にとって楽な方法ばかり出してきてるような気がしてなりません。

*1:まあ、それでもやらかす奴はいるだろうけど。それはどうしようもない