パスフレーズ vs. パスワード 第 1 回 (全 3 回) (Microsoft)

本題の内容よりもLMハッシュに関するくだりが参考になるかな。

パスワードに特定の文字を使用することで LM ハッシュを削除する事も可能です。「Alt 文字」をパスワードに含めると LM ハッシュ値は生成されません。実際に特定の Unicode 文字だけが LM ハッシュを消す事が可能です。たとえば Unicode の 0128 から 0159 の間の文字は、LM ハッシュを生成させることができません。これは、Unicode 文字のいくつかはハッシュ生成される前に他の文字と結合されるためです。

とはいえ、LM ハッシュの削除によってシステムを壊してしまう可能性があります。 LM ハッシュがインストール直後の時点で有効になっている 1 つの理由として、RPC の UDP ベースの認証を使用するアプリケーションに影響を与えないための措置ということがあります。Windows Cluster Services、Real Time Communications Server などがこれに含まれます。このような問題は、Windows Server 2003 のグループ ポリシーの「ネットワーク セキュリティ : セキュア RPC を含むクライアント ベースの NTLM SSP 最小のセッション セキュリティ」でNtlmMinClientSec 設定を有効にすることで解決することができます。NtlmMinClientSec は少なくとも「メッセージの整合性が必要」と「NTLMv2 セッション セキュリティが必要」(0x80010) を設定する必要があります。NTLMv2 認証を使用するよう RPC を設定すると NT ハッシュが使用されます。

使う機会があるかは不明だけど記憶の片隅に留めておいて損はなさそう。